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【2013.10.11 Friday 】 author : スポンサードリンク
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肝高ではない阿麻和利
最近、沖縄では、現代版組踊「肝高の阿麻和利」というミュージカルが話題になっています。

勝連地域の中高生が、世界遺産に指定された勝連グスクの城主、阿麻和利(あまわり)の半生を演じるもので、一種の地域おこしとして始まったそうです。
今では、沖縄県内に留まらず、海外公演を行うほど意欲的に活動をされているようです。
今後の活躍がますます楽しみですね。


ところで、同ミュージカルが有名になるにつけ、少々心配になっていることがあります。
それは、「肝高の阿麻和利」というタイトルの、
「肝高(きむたか)」の解釈についてです。

試しに「肝高」をネット検索してみると、

・沖縄の言葉で「志高き生き方」という意味

・「志しが高い」というこの島の古い言葉

・沖縄の古語で「心豊かで気高い」という意味

・沖縄最古の歌謡集「おもろそうし」にもしばしば見られる古語で「心豊か」「気高い」「品位ある」などを意味する。

などなど。

これらの説明、間違ってはいないんですが、
これだけだと正解とも言えないんです。


もしやと不安を抱えつつ、現代版組踊「肝高の阿麻和利」の公式サイトを覗いてみると、

  • 肝高(きむたか)……沖縄最古の歌謡集「おもろさうし」で見られる古語で、「心豊か」「気高い」などを意味し、高い生活文化を称えた勝連および勝連城の美称

  • さすが!
    そうなんです。「肝高」は、『おもろさうし』の中で、阿麻和利を讃える言葉としてではなく、「勝連」の別称として使われているのです。

    『おもろさうし』の中には、確かに、「肝高の阿麻和利」という句があるのですが、これは、必ず「勝連の阿麻和利」と対句になっており、「肝高」なのは「阿麻和利」ではなく「勝連」、「肝高」=「勝連」なんです。
    阿麻和利は、そうした肝高の勝連にふさわしい支配者として賛美されています。

    ここでは詳しい説明は省きますが、「肝高」を「勝連」の別称と取るか「阿麻和利」を賛美する語と取るかは、『おもろさうし』という歌謡集の全体像を、引いては、当時における勝連グスクや阿麻和利の存在意義を考える上で、非常に重要な問題なのです。(と、思っています)


    現代版組踊「肝高の阿麻和利」は、阿麻和利を肝高に描いているという意味合いでのタイトルだと思うので、異議を唱える訳ではないですが、勝連の歴史に誤解が生じないことを切に願う次第です。

    【2009.06.15 Monday 12:36】 author : たくま
    | 沖縄 | comments(3) | trackbacks(0) |
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    【2013.10.11 Friday 12:36】 author : スポンサードリンク
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    この記事に関するコメント
    むむむ・・・勉強になりました(^^)
    | カーリ | 2010/06/09 2:00 AM |
    勝連庁舎で夜遅くまで居残って迷惑
    なんで教育関係で好評なのか理解不能
    | | 2010/08/24 5:44 AM |
    名無しさん
    >なんで教育関係で好評なのか理解不能

    もともと教育関係が始めたものですからね。

    なんにしろ、地元の方々が一緒に応援できる環境で頑張って欲しいです。
    | たくま | 2010/08/25 4:41 PM |
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